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女性割礼の事実

2008年 06月 23日 (月) | 編集
いったいどこまで続くのか。 考えることが無意味に思えてくる、このサハラ砂漠。静かな大地に直接座って無機質な砂の温かさを感じる。


風は静かに頬をなでるけど、

そこに草も木もないけども、


目の前で薪が燃える音と炎。それを感じる熱。 今、私がこの広い地球で存在しているということを思い出させてくれる。

そんな夜を過ごしたエジプトの砂漠キャンプで、砂漠の民、ベドウィンの男性から私は衝撃的な言葉を聞く。


女性割礼。

女性の性器を切除するということ。




『クリトリスを切っちゃうんだよ。 女性があまり感じすぎないためにね』


さっきまでみんなで話していた同年代の20代が話す普通のシモネタから一気に目が覚めた私。 聞いたことはあったけども、直接聞いのはこれが最初だった。

笑いながら話す、その事実にショックを覚え、そして最近読んだ本でその実態をさらに知った。

前回の続きです。 ぜひ こちら  から読んでいただきたいです。


最初に申し上げると、私は人権団体とか、なんとか協会とか、そういう活動家ではないのと、この分野の専門家でもないです!
あくまで私が経験した内容と、読んだ本から引用した事実を、個人ブログのイチ記事にしているだけです。


内容訂正、コメントがあったらぜひ残してください!


参考図書:

子どもたちのアフリカ―“忘れられた大陸”に希望の架け橋を

砂漠の女ディリー



◆ 女性性器切除の実態


広く世界に知られるようなったきっかけは、1998年に出版された元スーパーモデル、ワリス・ディリーの自伝、『砂漠の女ディリー』  が各国で出版されたことだった。


ソマリアの砂漠の遊牧民であった彼女が、ラクダ5頭の為に60代の男性と結婚させられそうになったことから逃げ出し、その後数奇な運命をたどり、スターダムをかけあがり、一流スーパーモデルまで上りつめる半生を書いている。


そこに書いてある彼女の生々しい表現がスゴイ。 彼女はクリトリスだけではなく、女性の性器全部を取られている。



『(切除直後の)次の排尿のときまで、私は苦悶のときはもう終わったと思っていた。(略)

最初の1滴が出てきたとき、皮膚が酸に溶かされたような痛みが走った。性器を切り取って縫合した後には、マッチ棒の直径ほどの小さな穴が2つ開いているだけだった。 (略) 

このすばらしい方策のおかげで、私たちは結婚するまでダレともセックスできない。夫となる人は、処女を保証されるというわけだ。』




彼女が書いているように、女性器切除の方法にはいくつかある。世界保健機関(WHO)が分類しているのは4つ。


1.クリトリス切除方式

クリトリス全部と小陰唇(膣周りのヒダ)の一部、あるいは全部を切除。広く一般的に普及、全体の80%がこの方法。


2.スンナ方式

クリトリスの一部、もしくは全切除。切り込み。全体の5%ほど。


そして一番痛々しいのが、ディリーも施術された、


3.外性器縫合方式

クリトリスと小陰唇切除、大陰唇の内側の皮膚をそぎ落とし、穴2こを残すのみ。見た目はのっぺりする感じ。 全体の15%だが、女性の心身への影響は一番大きい。


4.その他

赤ちゃんの処女膜切除等。



しかも驚くべきことは、施術するのは村の助産婦がするのが主であるが、そのほか先輩女性、鍛冶屋、床屋、長老が行ったりで、そのほとんどが麻酔も消毒もなし、さらにカミソリ、ナイフ、ハサミ、ガラスの破片、缶詰のふたなどで施術するのだ。
これは村のしきたり、慣習、信仰が複雑に絡み合って、ずっと長い間続いてきたもの。それを批難するのは、もしかしたら先進国の人間の異文化に対しての圧迫かもしれないけども・・・

そこについてこのブログ上で議論することはとてもじゃないけどもできないし、私もハッキリと意見が言えるわけではないので、今回の記事ではその部分より、まず事実を伝えたいと思っています。


◆ なぜ女性割礼は性器を切るのか?

男性の割礼とは、たいてい男性器の皮の部分を切り取るだけ。しかし女性の場合は、感じさせなくするために切ってしまうわけです、クリトリスを!性器自体を!! (缶詰のふたで!!!!)

この女性器切除は地域、部族により意味づけが異なっている。



1.女性や子供の健康のため

性器の衛生保持 
死産防止
女性の健康増進(ウツやヒステリー防止)



2・女性の価値向上

処女性と貞操を守る
結婚相手としての価値向上
女性の性欲を抑制
成熟した女性としての慣習



死産防止って意味がわからない!!!

結婚相手、って女性はモノ?? ・・・ いや、ここはアフリカ・・・。 

女性は男性の財産の一部だ。 

ニッポンオンナがここでワーワー言っても何も始まらない。 何もかも、女性は男性のため、男性のもの。


さらに驚きなのが、このアフリカ、やはり教育の重要性を痛感させるのが、



『男性器がクリトリスに触れると腐ってしまう』

『出産時にクリトリスに赤ちゃんが触れると死ぬ』

『切除しないと妊娠できない』


とか、


もう、何でもかんでもオンナが悪いわけで、確かに、病気も悪霊の仕業と思っていたり、処女と性行為すればエイズは治ると思っているような思想の中で、とにかくこの瞬間にでも、女性はベルトコンベア式に性器を取られていっているのである。



◆ 後遺症

出血、感染症などの身体的後遺症が残るのは容易に想像できる。しかし私が本を読んでいて血の気が引いたのが

結婚初夜の初行為。 男性がムリヤリそこに入れてくる。


著者自身も実際、エチオピアの奥地の農村に泊まっていたとき、夜、すさまじい女性の叫び声が聞こえたらしい。女性が激痛に耐えているのだ。 男性自身も、うまくいかないとのちのちまで軽んじられるため必死なのだと。


この話を友人に話した。

『アフリカは今でも暗黒大陸だよ。 今世紀ですべてが解決できるほど簡単なことではない。 おまえが1日、2日で変えられるところではないよ。』


哀しいけども、実際その通りだと思う。  彼は私がこの分野にガッツリ入りこんでしまうことをちょっと心配していた言葉だった。

貧困、民族紛争、戦争、犯罪、政治、経済、エイズ、厄病、教育、 何もかもが絶望的に絡まりあい、アフリカの子供たちは、たとえ生き延びたとしても、違う問題に次々へと直面していく。


女性の未来はもっと暗く危険にさらされている。 この本には、さらにアフリカの子供たちが直面してる、もっと複雑な問題が書かれていて、私は本当に空虚な気持ちなるとはまさにこのことか、と通勤電車の中で何度も本から顔を上げた。


次は、この女性性器切除の世界的廃絶運動について書いてみます。

次へ続く

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